weblogですよ。
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また見ました。
で、見た人も見てない人もまあどっちゃでもいいよう
なことしか書きませんので素の状態で見たい人でも大丈
夫だと思います。
あれね、大日本人って、プロレスラーですわ。
たたかいのようすは深夜放送でしか確認できない、と
いう部分を含めてね。直截にいえば力道山。
すくなくとも父親の代までは、ほかにも大日本人がい
たという証言からすると、なぜこの20年ほどで大佐藤
ひとりになってしまったのかという疑問が残ります。変
身できる人がいなくなったのか、それとも変身をしなく
なったのか。
あれって、獣(じゅう)との対決シーンすら、いらな
かったかも。
というのは、ドキュメンタリータッチでできているか
ら、なんですけども、大日本人という存在を、もっとい
ろいろな角度から描くことができたんじゃないかと。
52か所もあった電変場とかね。じじいが変身できた
ところから見ても、家庭用電源で巨大化できるわけで、
なぜあのような変身形式をとることになったのか。
大佐藤以外の大日本人のようすとか。
じっさいどんなふうにテレビで放送されていたのか、
とか。
たとえば大日本人が登場したときに、2chの大日本
人スレでは祭りが起こっておりましょう。それを再現し
てもよかった。
けっきょく、いろいろな視点から大日本人をとらえる
ことができず、本人の語りだけでしか表現できなかった。
まあこれは、お金の問題とかスケジュウルの問題とか、
いろいろあったんだと思います。
というか、そもそもドキュメンタリータッチでつくる
つもりでもなく、金と時間の都合で、インタビュー形式
になったんでしょう。だから、そのぶぶんをつっこんで
もしょうがない。
あの世界観をもとにした二次創作がいくらでもできそ
うで、俺としては、そっちを見てみたい。さっきも書い
たように、スレでの祭りの様子とかさ。これ2ちゃんね
らが過疎スレでつくっちゃえばいいんだ。
というように、映画としては5点満点で4点をつける
ことすら厳しいと思われるこの作品ですが、あとでいろ
いろ見た人とおしゃべりできる作品にはなっていると思
います。
とりとめもなく書いているので順序がむっちゃくちゃ
になって申しわけないですけども、大佐藤の人格設定ね。
このひとは見栄っ張りに描かれているわけです。
じゃあ、深夜の放送をこまめに録画してチェックして
いるはずだろうし、週刊誌の記事なんかも見ておろう。
視聴率も気にしているはずだ。塀の落書きもこまめに消してもいい。
それがない。すくなくとも映画には、ない。
見栄っ張りなところは、折り畳み傘のくだりでもあき
らかです。
冒頭で折り畳み傘を持っているのは、雨が降ると思っ
てたからに違いありません。でも雨が降らなかったので、
いつも持っているんだよ、と強がったわけです。だから、
このインタビュアーがいなくなったら、また傘を持たな
い生活にもどるはずです。
増えるワカメもそうです。たまたま食べていただけの
話です。その証拠に、というほどでもないですが、増え
るワカメの袋を、豆腐にたてかけたでしょ。
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