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 ぼんやりとだらだらと書きますよ。  評価しにくいなあ。評価を逃げたエンディングというか、これをダメだと言いにくい感じになってしまっている。あの終盤を否定することが、松本の笑いをわからな いと暴露することになってしまうのではないかと。えらい保険のかけかたしよったわ。  こまかいところのいちいちはまあ、おもしろいんですよ。ボケの殆どがベタなんですけども、まあ、俺いがいの客はなかなか笑っていましたのでよかったんでしょう。  なんつんですか、ベタシュール、ってことばがどこかにあったように思いますけども、シュールな設定にベタなネタ、でしたね。  なんで大佐藤の家に掃除機が2台あるのか、とかそういうのもフリなのかどうかと思わせたり、いろいろ見た後で見た人と話をしたくなる作品ではあります。  というか、もっかい見ながらくっちゃべりながら見てみたい作品ではあります。  俺は気に入りました。  とりあえず笑うところとしてはベタ部分で笑っていただければいいわけですが、俺は三河電変所の、命についてとかを語るシーンで笑い転げました。  獣たちのデザインや動きもおもしろかったです。ありゃいいわ。もちろん大日本人のスガタカッコも、すばらしかったです。  そしてそのリアルっぷりもよかったです。あそこまで肉体をリアルにつくっているからこそ、ラストが活きるわけですが。  松本人志なりの、ヒーローものへのアンチテーゼというかパロディというかそういうこころもちなんだろうかとも思いますけども、それが旧いんですね。  なんでかっていうと、松本がこどものころに見ていたヒーローものへのパロディにしかなりえていない。  松本が見ていたころよりも、ヒーローものというのはずっとすすんでいて、ヒーローがもつ苦悩やジレンマなどもすっかり表現されつくされちゃっていて、それのパ ロディ作品だって、たくさんあるわけで、その部分においては目新しさはなかったです。  まあ、ある程度書きおえてからと思ってラリーさんのとこを見なかったんですけども、そうですね、「頭頭」なんですよね。  今の世の中にはないものが存在する世界を構築する、ってパタンは。  でも映画ということもあり、その存在のさせかたは成功していたと思います。とにかく金かけられてよかったね、って話です。  でもまあ、「頭頭」と同じようなラストというかひっくりかえしになっちゃったのは残念。  とりあえず、こりゃヒットはしねえでしょう。くちこみでおもしろさが拡がるタイプじゃない。  まあ、次回作に期待ですな。  返す返すも、俺は好きなんですよ。近いうちにもっかい見たいと思ってます。 http://owa-writer.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/302 ラリーさんとこ。
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